Marvelous Designer 2で型紙を取り込む

MDを使いたい方で、型紙の仕組みがさっぱり分からない何からどうしたらいいか分からない方のために、
洋裁の先生(一応公民館で教えてます)
からのアドバイス。
特にリアルな人間の体型に近いモデルには使える方法ですやりかた

1 洋裁本を参考に10分の1サイズで型紙を書く
(図書館にも洋裁本はあります)
かこみ製図の書き方。

初心者はかこみ製図というもので型紙を作るといいですね。


テスト用の15%出力の製図。 一緒に線を引いてみよう!

型紙の周りに枠を書き、はかる。
枠は切りよくcm単位の大きさで書くと後が楽。
直接MDでかこうと思ったけどMDだとちょっと書きにくかったので、ここは手書きのほうがたぶん早い。

1回書き方をおぼえたら5~10分程度でかけます。

2 スキャナーで取り込み画像編集ソフトで1で書いた枠線で切り抜く。

これはフォトショップエレメンツ9を使用しました。(画像編集のソフトなら何でもOK)
型紙の向きを上下合わせるJPGなど画像として保存。

3 マーベラスデザイナーを起動

矩形作成(くけいさくせい?)をクリックして1ではかった枠の数値を入れる。
20cmの場合2000,15cmなら1500とcmを100倍した数字を入力するといい。

生地を選択(赤のところ)Textureをクリック青のところをクリックして、画像を呼び出す。


右のスクロールバーを動かして、Texture Sizeで枠と同じ大きさにする

赤枠でかこんでいるすぐ下にX軸位置、Y軸位置というのがあるので画面を見ながら画像がぴったり収まるように移動させる。
Xで横方向 Yで上下方向へ移動します。

4 位置が定まったらポリゴン作成を使ってトレースする。ここからは、公式の説明に書かれているのでそちらを参考にしてください5 縫い合わせ指定6 お好みでモデルを変更して着付ける。

ほかのメーカーのモデルは試したことが無いので分かりませんが、DAZの場合取り込む時にインポート→小さい窓が出る→DAZを選択してください。MDはキャラクター取り込みが出来るのでDAZなりポーザーなり、MMD用なりのモデルを取り込み、周りに型紙配置。
実際に着せながら調整が出来るからアニメみたいな体型のキャラでも感覚で調整しやすい

しかしこれがあれば3Dのキャラクターの服作り放題ですな~。
超カンタン
これでなぜか意外と少ない3Dの普段着が沢山作れるようになりますよ~。
このやり方を覚えたらMD起動してから1時間もかからずに服が作れると思います。MDのいい所は自然な服が出来るところです。
よく見る3Dの服の何がいやって、全部ニットか!って突っ込みを入れたくなるようなフィットした服が多いこと多いこと。

特に腕とか全身タイツか!!っていうぴったり感。スーツとかそういうカッチりした服すら腕の形に添った形になっているのでウエットスーツにペイントしているかのような気持ち悪さがあります。
人間の着る洋服は伸縮のあるTシャツやカーディガンなどに使われるニットと、シャツやジャケットなどに使われる織物があります。

織物は伸縮のある糸を使用した多少ストレッチのきく生地はありますが基本伸びません。
なので体を動かすための余裕が必要なんです。実際の服がMサイズのウエストが66cmとして66cmのウエストで作ると重ね着出来ないし、ご飯を食べると食い込んで動けなくなります。

筋肉は曲げ伸ばしすると太さが変わりますね?そのための余裕があるので、体にぴったりしたラインが出ません。

なのに、何でもかんでもおっぱいの形がそのまま出るような服だったり腕の筋肉の流れがそのままの服を作ると、違和感がすごいわけです。
特に服は普段から見慣れているものですから。
その点MDは
生地のところのプリセット値を選択すると、生地の素材が選択できてトレースすることで人間の服と同じような緩みが入れられるので非常にリアルな感じになるんですよ。

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